事業
内容

ラオス遠隔地高校生支援

当協会の主要事業である「高校生支援事業」では、ラオスの農村部や山岳地など遠隔地の中学校を卒業した成績優秀な若者に、高校進学の機会を提供しています。
ラオスで最も教育水準の高い首都ヴィエンチャンのヴィエンチャン高校へ入学させ、当協会が運営する学生寮に3年間無償で受け入れ、食費などの必要経費を支援しています。
これまでに約500名が同寮を卒業し、その多くがラオス国立大学に進学。さらに、ベトナム・タイ・中国・日本・欧米諸国など、海外の大学へ留学を果たす卒業生も増えています。
現在では、ラオス政府機関、主要企業、病院、研究機関などで活躍する卒業生が年々増加しており、次世代を担う人材育成の輪が着実に広がっています。

Activities
事業内容

ラオススタディツアー・ラオス親善訪問団派遣

当協会では、ラオスとの相互理解と友好促進を目的として、毎年現地訪問を行っています。
特に、
・4月(ラオス正月)
・6月(支援高校生の卒業祝賀)
・11月(ラオス最大の祭典「タートルアン大祭」)
の時期にあわせて交流団を派遣しており、これまでに約300名が参加しました。
派遣団は、現地の人々や当協会が支援する学生たちとの交流を通じて、ラオスの文化・社会を深く理解し、相互の絆を育んでいます。
また、これらの時期以外にもスタディツアーを実施し、教育・文化・地域開発など多方面で交流を重ねています。
その他の事業

当協会は、熊本県海外技術研修員制度に協力し、これまでにラオスの優秀な医師8名を熊本での研修に推薦してきました。
研修期間中は、医師たちの生活支援や地域との交流支援も行い、実りある研修となるよう努めてまいりました。
また、農業分野においても、ラオス人の農業研修生を熊本県内の受け入れ農家に派遣し、実践的な研修を通して農業技術の習得と国際的な人材育成を支援しています。
当協会では、ラオス国立大学およびラオス国立保健科学大学と熊本大学との間で締結された大学間協定に基づき、
ラオスの優秀な学生を熊本に招き、熊本大学で授業を受ける機会を提供する事業を企画・準備しています。
この取り組みを通じて、教育・医療・研究分野における相互理解と人的交流をさらに深め、
ラオスと熊本、ひいては日本との友好関係の発展に寄与することを目指しています。

大学進学支援事業
当協会が就学支援した高校生の多くはラオス国立大学へ進学しています。
しかし、大学内の学生寮は不足しており、進学後も継続的に支援を行う体制の整備が課題となっていました。
そのため、日本国際協力財団の協力を得て、2006年にラオス国立大学構内へ男子寮と女子寮を建設しました。
これにより、経済的理由で進学が困難だった学生たちが安心して学業を続けられる環境が整い、
継続的な教育支援の基盤が確立されました。

