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68のモザむク民族

ラオスは、蚀語、文化の異なる倚くの民族から構成されおいる囜である。それぞれの民族は、ラオスだけに居るのではなく、䞭囜や東南アゞアに広く分垃しおおり、いわゆる“少数民族”ずしお扱われおいる。これらの少数民族は、ラオスに68郚族ずも132郚族ずもいわれおおり、オヌストロアゞア郚族、タむ語族、ミャオ・ダオ語族、シナ・チベット語族の4぀のいずれかに属する。ラオスには、このような蚀語、文化が異なる分け方のほかに、それぞれの民族の居䜏地の高さによっお、海抜400以䞋の地底に䜏む䜎地ラヌオラヌオ・ルム、300900の山の䞭腹に䜏む䞭郚ラヌオラヌオ・トゥン、800以䞊の高地に䜏む高地ラヌオラヌオ・スヌンの3郚族に分類する方法もある。この高床による分類は、蚀語、文化による分類ず無関係ではない。䞀般に、オヌストロアゞ語族は䞭郚ラヌオで、タむ語族は䜎地ラヌオ、ミャオ・ダオ語族ずシナ・チベット語族は高地ラヌオに属する。

ラオスの蚀語の䞻流をなすタむ語族

タむ語族は珟圚、人口の玄60を占め、最倧の勢力である。それらのは倚くの郚族に分けられるが、代衚的な郚族は、ラヌオ族、プヌタむ族、ルヌ族、プヌアン族、赀タむ族、黒タむ族等である。これらタむ語族は䞭囜の雲南省のシプ゜ンパンナヌ䞭囜語でシヌサンパンナヌから南䞋しお、さらにタむからマレヌシアの囜境に至る地域に分垃する。

ラオスの先䜏民カムヌ族

オヌストラアゞア語族のモンクメヌル族は、先䜏民ずしお人口の玄25を占め、タむ語族に次いで倧きな勢力ずなっおいる。なかでも、最も倧きな人口で代衚的なのはカムヌ族で、ラオス党人口のやく10を占める。カムヌ族は、北からの他民族の流入によっお、劣勢にたわるずころずなり、か぀おはカヌ奎隷を意味するず呌ばれた事がある。

固有の文化にこだわる高地民族アカ族

シナ・チベット語族ビルマ・チベット語族は、䞭囜の雲南省、ミャンマヌ、ラオス、タむ、ベトナムに広く分垃しおいる。ラオスに移䜏しおいる代衚的な郚族は、アカ族、ラフ族、プヌノむ族等であるが、玄50がアカ族である。圌らは、䞀般にコヌあるいはむコヌず呌ばれ、自らはアカず名乗る。1200以䞊の高地の居䜏にこだわり、倚くの郚族の䞭でもその固有の文化を匷く保持しおいる。

高地民族モン族、ダオ族、ランテン族

ミャオ・ダオ語族は19䞖玀に入っおから䞭囜から南䞋しおきた民族で、䞻ずしおモンカオ、モンラむ、ミ゚ン、ランテンの4郚族から成る。モンカオ、モンラむのモン族は䞭囜では「苗」ミャオず呌ばれ、ラオス、タむでは、メオず呌ばれるが、自らはモンHmongず呌ぶ。最近の傟向ずしお、モンず呌ぶのが普通になっおいる。ダオ族は䞭囜、ラオス、タむでダオず呌ばれるが、自らはミ゚ンず名乗る。ランテン族は、山岳高地の谷間の小河に沿っお集萜を぀くるので、ラオス政府は、小川フェむに䜏むラオス人ずいうこずで、ラオ・フェむず呌ぶようにしたが、自らは「ランテン」挢字で藍靛にこだわっおおり、䞀般にもランテンで通っおいる。

坂井匘臣

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